| 江戸時代には大名や一部の豪商達の栄華の象徴であった和時計(大名時計)が貴方のお茶の間で楽しめるのです。その名も「今大名(いまだいみょう)」なんともゴ−ジャスかつ存在感溢れるネ−ミングです。フルネ−ムは「平成式和時計 江戸之刻 七日巻き壁掛け式“今大名”」となります。デザインもかつての大名時計を彷彿させるクラシカルなもので、針なども和時計の資料をもとに復元してしまいます。
腕巻き、懐中仕様ではそれぞれクオ−ツム−ブメントが採用されていますが、今回の今大名ではなんと機械式のム−ブメントを採用!マニアックなム−ドも満点です。この機械はそもそもドイツのクロックメ−カ−のもので、量産化するために中国工場で生産を始めたものの、クオ−ツ化の波に押されついに忘れ去られていました。それを製造元であるキャストプランニングが発見し今回の企画に結びつけたのです。
このム−ブメントの特徴はゼンマイや電池を使わず地球の引力を利用すること。地球の引力が太陽の運行に基づく不定時法時刻を刻むとは何ともロマンチックではありませんか!分銅を持ち上げチェーンをたぐり最上部にセットします。振り子を横に引っ張り静かにはなすと、「カッチャ、カッチャ」と大きすぎず、小さすぎず何とも心地よいリズミカルな音色で機械が動き始めます。最初の使い始めは時間合わせの大仕事が待っています。まずは振り子を大体の位置にして様子をみます。半日おき程度に進み遅れを見て振り子の位置を少しづつ動かして調整していきます。1週間でピタリと合えば優等生、2週間で普通、3週間かかってもがんばって合わせましょう。(几帳面に正確に合わせる人には正確な時間が、ずぼらでアバウトに合わせる人にはアバウトな時間が与えられる、持ち主の性格がそのままこの時計に引き継がれます)
まさに使い手自身が時計に生命を吹き込み、それを地球の引力が手伝ってともに時間を刻みだして行くのです。また一時間に一度の毎正時に1つだけ打つ鐘も昔のボンボン時計の世代には郷愁を感じずにはいられないはず。最初の時間合わせ、定期的な巻き上げ、文字盤の交換など手の掛かる時計ですが実はそれこそがこの時計を所有する最大の楽しみなのです。そして、この“今大名”、実は左右の側面は仕切板が無く、塞がっておらずあなたが調整した自慢の機械がスケルトンで見ることができるのです。
もちろん、腕巻き、懐中仕様でお馴染みの干支リングは今回も受け継がれています。文字盤2ケ所のビスをはずして文字盤を交換します。交換リングは壁掛けということもあり、正確さをあまり犠牲しないことを考慮しつつ7枚に集約しました。
いままでの腕巻き、懐中仕様では、パーソナルであった不定時法がこの「今大名」ではじめて家族のものとなるのです。そしてその“時”をコントロールするのはもちろんあなた。まさに「大名」気分です。「今大名」と共に季節の変化を感じ、大地の上にしゃんと立ってみませんか?
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