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2007年初夏、“アルミ削り出しチョロQ”という企画商品を立ち上げてからちょうど1年。日本一の精密切削技術を持つ『入曽精密』と日本一“馬鹿馬鹿しい”? もとい“他の追随を許さないこだわり”を持って“こんなものが欲しい!”という、あらゆる消費者のリクエストに応える企画集団『たのみこむ』のタッグは、第一弾であったR-32以降、NSX-R、GT350、ハコスカと、回を重ねるごとにその精密度を向上させていったこのシリーズの“究極体”ともいえる企画を立ち上げることになる。
「ウチはさぁまだまだやれるんだよ!」職人気質あふれる社長、齋藤氏の熱い一言・・・そう、入曽精密の持つ技術は、0.3ミリ角のサイコロを削りで作りだすことを可能としているのだから、その微細表現はまだまだ奥ゆき深い造形物をこの世に出現させる可能性を秘めているのだ。「じゃあ、チョロQスケールのエンジンなんかも削れたりして(笑)」
何気なーく『たのみこむ』スタッフが漏らした一言から、この無謀とも言える挑戦は幕をあける。
新たなる挑戦のテーマは3つ!
“むき出しのエンジン部分の切削表現”
“日本の技術を象徴的に表現できる車体”
“機能美”
これらを充足させるものとは???
様々な検討の結果、エンジンと車体美を同時に表現できる素材としては、オートバイが一番であるという結論に至った。それでは記念すべき第一弾の車種は???
「そりゃあ刀(GSX1100S)がいいよ!」第一作目のR-32の発表以来、この企画に注目してくれていた『モーターマガジン社』の齋藤氏の協力の下、どうせやるなら日本一のショップにアドバイスしてもらった方がいいと、紹介してもらったのがこれまたピカイチのこだわりショップ(というより日本随一の刀専門店)『神戸ユニコーン』の池田代表。
「やるならファイナルエディションです!」2000年、1100台という限定数で作られたまさに“刀の集大成”ともいえるこのモデルこそ、この企画にふさわしいと氏は語る。回を重ねるごとに白熱するミーティング。入曽精密が“これで万全”と作り上げたキャドデータに、裕に数千台を越える刀に接してきた鈴木代表の“あっ!”と驚き“うーん”と感動するツッコミが入る。
そこからは、ただのぶつかり合いによる騒音ではなく、「フィールドは違えど、モノにこだわりをもちつづけた」職人同士のまるでジャズハーモニーのような素敵なセッションが聞き取れるのだ。
「スゴイの出来そう・・・」まさに日本一同士の技術が“結晶化”するであろう瞬間に立ち会うことを許された『たのみこむ』スタッフは、ただただ顔を白ませるのみであった。
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