■基本的な考え方
立方体は、同じ形の6つの四角錘(ピラミッドを想像して下さい)に分割できます。この四角錘の底面に1から6までの目を掘り、目の形状と深さを調整することで各四角錘の重量を均等にします(例:1の目は大きく、深く、6の目は1つ1つの目を小さく浅く掘ります)。また四角錘の形状も一致させることで、6つの四角錘を立方体に組んだ際の3次元上の中心点に対す各面のバランスが完全に一致することになります。
※上記は設計上の考え方で、実際にサイコロを6分割する訳ではありません。 |
1.寸法/ゆがみ
今回サイコロの3次元上の中心点から各面への距離の一致度は、設計理論上99.99999999%となっています。実際には測定装置の限界があり、実物の精度計測は、99.999%までしか計測できませんが、理論上は、ナノオーダーでの精度となっています。 |
2.純度/重量
チタン100%の素材を使用、不純物の混入などによる重量の偏りが生じないようにしました。6つの四角錘の重量の一致度は、寸法と同じく設計理論上99.99999999%となっています。 |
3.空気抵抗/慣性モーメント
「世界最速のサイコロ」では、デザインを重視し、各面の目も通常のサイコロと同じ形状で付けました。しかしこの場合、転がした際の慣性モーメントと空気抵抗で、ごく僅かとはいえ回転のバランスが崩れる可能性があります。そこで完全版では各面の目を透かし彫りとしました。微妙な窪みの深さは10ミクロン。2ミクロンまでいくと目に見えなくなるため、デザイン性と空気抵抗/慣性モーメントのバランスを考え、この数字に設定しました。 |