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腕巻き型和時計「江戸の刻(とき)」不定時法あれこれ

1. 子(ね)の刻 暁九時(あかつきここのつどき) だいたい午前0時前後
2. 丑(うし)の刻 暁八時(あかつきやつどき)
3. 寅(とら)の刻 暁七時(あかつきななつどき)
4. 卯(う)の刻 明六時(あけむつどき)
5. 辰(たつ)の刻 朝五時(あさいつつどき)
6. 巳(み)の刻 朝四時(あさよつどき)
7. 午(うま)の刻 昼九時(ひるここのつどき) だいたい午後0時前後
8. 未(ひつじ)の刻 昼八時(ひるやつどき)
9. 申(さる)の刻 夕七時(ゆうべななつどき)
10. 酉(とり)の刻 暮六時(くれむつどき)
11. 戌(いぬ)の刻 夜五時(よるいつつどき)
12. 亥(い)の刻 夜四時(よるよつどき)
不定時法とは、明治6年1月1日に日本の時法が西洋の定時法に改められるまで使用されていた、日本独自の時間区分法です。「子の刻」「丑三つ刻」というフレーズはこの不定時法の時間の呼び方です。

まず1日を昼と夜に分け、それぞれを6等分に等分したひとつを「刻」といい、その刻に「子」「丑」「寅」…、とあてはめていきます。季節ごとに昼夜の時間は変わり、また現在地の経度によって昼と夜の長さも変わってきます。

このような複雑な時間区分を、江戸時代の「からくり職人」は舶来の時計をもとに「和時計」として完成させました。日没になると自動的に機械が切り替わる「二丁天符」などの仕組みは西洋にもなかった独自の複雑機構でした。「和時計」は「大名時計」ともいわれるように庶民が持てるものではなく、時計を持つことは当時のステータスでもあったのです。

『不定時法』は、自然の法則に従って生活するという、日本人ならではの自然観に基づく時法。この時計を仕事のときに使うときっと、遅刻してしまうでしょうが、のんびりとしたいオフのときには有意義な時を与えてくれるでしょう。21世紀に贈る原点回帰の時間。ぜひ、受注を達成して、日本人の心意気を味わってください。

時刻の呼び方
「〜の刻」という呼び方以外にも、当時はその時刻に鐘がなり時刻を伝えており、その鐘の鳴る数により「暁九時」「暁八時」とかいう呼び方もあります。不思議なことに、九つから数えて四つまでいき、また九つに戻りますが、その理由はいまだもって説明出来ないそうです。

不定時法は、太陽の動きに合わせて時刻を決める方法です。1日を昼と夜に分け、さらに12等分します。そうすると昼の始まりと夜の始まりを決めなければならず、「曙(あけぼの)」と「黄昏(たそがれ)」という言葉であらわされていました。

日が昇る前の空が白み始める頃を「曙」といい、昼の始まりを指し、日が沈み空が暗くなりだす頃を「黄昏」と云い、夜の始まりを指してました。しかしはっきりとした決まりではなく、いつを「曙」「黄昏」というかは大まかなものでした。

また、季節により時刻の間隔が「昼」「夜」で異なり、「曙」「黄昏」の時間も変わります。昼が一番長く夜が一番短いのは夏至で、その逆は冬至。昼夜が同じなのが春分と秋分になります。この変化は1年に24回変化し、本来なら文字盤を24枚用意するのが江戸当時の復刻として正しいのですが、実際に24枚の時刻幅に分けると、その時刻幅の違いが分かりにくくなるため、今回のモデルでは12枚の時刻幅にしてあります。

時刻の呼び方に関する追加情報
応援リンクにご協力いただいている『落語検索エンジンご隠居』さんより以下のような情報を頂きましたので、ご紹介します。

九つから四つに減っていく数え方に関し「その理由はいまだもって説明出来ないそうです。」と、ありますが、これは易によるものとされています。易の陽数である九を時間に掛け、一の位を呼び名としているためだそうです。
1×9=9→九つ
2×9=18→八つ
3×9=27→七つ
また、当初、太鼓を叩く数によって時を知らせていたため、あまり少ない数だと聞き漏らし等で、役に立たないといった事情もあったのではないでしょうか?


なるほど!さすが『ご隠居』さん!ありがとうございました。


江戸の刻(とき)」の使い方
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